只今調査中

大聖寺駅で本を読んでいる。駅に備え付けの文庫だ。小学生の頃読んだ江戸川乱歩『鉄塔王国の恐怖』。筋書きは覚えていない。がカバーの絵を見るだけで最後のシーンがわかる。巨大カブトムシの怪人20面相が塔から落ちて、小林少年率いる少年探偵団がばんざーいばんざーいでfin。
でも20面相は次のエピソードではけろっと生き返るし、そしてまた同じようなパターンでやられ、最後はばんざーい。

よく考えると話を覚えていなくても、パターンさえわかっていれば読んでなくても読んだ気になると思う。俺、ほんとにこの本読んだんだろうか。


それはともかく、雨風に2時間凍えながらバイクを走らせてきて駅で乱歩を読んでいる意味がわかりません。誰か何とかしてください。