エリ、エリ、レマ、サバクタニ

ということでいつの間にか台風様などがお生まれになられ上陸になられ挙句の果てに丁度ワタクシめの頭上に恐れ多くも居はしましてる。はずなのだが、一向に風が吹かない。雨も降らない。
そう、なぜか、でかい台風ほどその暴風域に入ると静まる。人が飛ぶ牛が飛ぶ家も飛ぶ(゜∀゜)!!とその能力にわくわくどきどき期待を膨らましているのに、実際にはほとんど凪状態。もっと激しく来いよ!とつい激情に駆られ部屋を飛び出し天を仰ぎ見て一声「エリ、エリ、レマ、サバクタニ!」と叫べば隣の公園にて御遊戯なされてるお子様が熱い眼差しで見つめてくれるわけだ(頭のおかしい人を見る目で)
おまえらな、台風の日に公園で遊んでじゃねーよ。台風ってのは恐ろしいもんなんだよ。下水が溢れ瓦が飛び落ちボロい家は潰される。そしてそれを学校が休みになった幸せをかみ締めながら安全な家の中から眺めるのが台風の楽しみ方ってもんだ。間違っても外で遊ぶものではない。解ったか?解ったら家へ帰れっ!とっとと帰れっ!
と憎たらしいガキどもを威嚇してたらお母様が登場。逆に不審者を見る目で激しく威嚇されたので帰りました(俺がかよ)。
畜生。憎い。弱弱しい台風が憎い。俺は何も間違ったことは言っていないのに。台風が強くさえあれば、こんな目にはあわなかったのに。
「エリ、エリ(神よ、神よ)」天を睨み付けながら小さく呟く自分が酷く虚しく思えてきたのでこのへんで。(畜生、ガキどもまだ遊んでやがる)