本日の外食

貧乏食も3日続くと飽きる。ので今日は友人Sの「さっぱりしたものが食べたい」というリクエストで蕎麦を食いに末野倉へ。
この蕎麦屋、たかだか蕎麦屋にしては異常に広い店舗と金の掛かってそうな内装を持つ。どういうわけだか構造の柱がめちゃくちゃ太い。樹齢100年はゆうに越えたと思われる柱がぼんぼん立っている。そしてこれまた巨大なオブジェが梁から客席の真上にぶら下がっているのだ。吊ってるロープを切るだけで楽しく会食中の客達を撲殺できる仕掛けを見ると、ここの主人なかなかやるな、と思わずにやりとしてしまう。多分主人は悪の組織の幹部かただの殺人狂だろう。
などと微笑ましい推理を展開させているとやってきたのは「ざるそば」と「そばとろろご飯」。本来なら贅沢に鴨そばなど食したいところだが、豪華そばは途端に値段が跳ね上がるので已む無く一番安いざるそばととろろ飯で手打ち。どうやら金を持った大人が甘味や酒肴、締めに蕎麦を楽しむお店のようで、どうにも居心地の悪さを感じる貧乏学生2人。そばとろろ飯はうまかったが、蕎麦本体に関していうならば香りが薄く、つゆもすぐに薄まり蕎麦に力負けしている感じ。これならば徳川*1の方が安くてうまい。
客席上の撲殺の罠さえなければ建築費も掛からず、蕎麦ももっと安く提供できていただろうに。
趣味に走るばかりでなく商売も勉強しな、と心の中で店主にアドバイスして去った妄想の夕食。1200円の贅沢でした。
 

*1:同じく蕎麦屋。一枚430円からと安くてうまい手打ち蕎麦が味わえる。ただし末野倉とは対照的に激しく狭い。15人も入ればいっぱい、立地もわかりにくいと来ているのに、続々と客が来る。本当に実力があるなら客はくるのだなと思わされる名店。なお、ちょっと前まではヤフーグルメで紹介されていたのだが今では削除されている。謎、である