気がする。

どうにも精神の沈鬱を覚える今日この頃の一週間。日記を書いていない間自分が何をしていたのかまったくわからない。記憶がないというのではなく、記憶を時系列的に整理編集再構築できないという意味で。今日と昨日と昨昨日と、その間の行動も思考も全てがごっちゃになってわからない。
何だか神と仏と飢餓と殺生とについて実存的な行動を起こすべきではないかと考えた気がする。自分が神も仏も精霊も信じていないということに気付き、また仏教・キリスト教の神的存在に対する人間の立場からの反論を考えていたような気がする。自分は宗教というものを根源から理解することはできないのではないかと感じた気がする。
西日の射す部屋の中で扇風機に当たりながらぼんやりと寝たり起きたりを繰り返している中で以上の思考に至った自分自身に対するわけのわからないあらゆる感情の入り混じった絶望のようなものを覚え、そのような絶望感を救うものが神であり仏であるということを唐突に悟った。気がする。そうしてまた寝たり起きたりを繰り返して今はもうなにもない。
 
友人に貸していたマンガを返してもらい久しぶりに再読する。

「たかがメンドクサイにえらそうにゴタク並べんな」
「バカのくせに」
(黒田硫黄「茄子」p42)

ああ、つまり。
神も仏もつまりこういうことなのだなと、ひとつ、確かにする。気がした。
 
(2320時)