"人生"の実態の獲得、及び喪失

現代に於いてはもはや、社会というコンテキストの中にある"人生"と生命体の活動の総称及びそれ自身を指す"人生"は乖離しているということに気付いた。
 
気付いた瞬間にその意味は薄れ始め、今こうしてもどかしくキーを叩いている間にもその瞬間オレが得たものは消滅していっている。
多分これから寝て、起きたら上記の意味の90%は消失しているだろう。オレは無い脳みそこねくり回して自分が何を獲得したのかを必死で思い出そうとする――正確には再獲得しようとする――がそれは叶わず、上記のフレーズと、獲得したものの幽霊――実態はなく、ただ在ったという情報――のみがオレの中を駆け巡るのだ。
とりあえず記録完了。よし、寝よう。
 
(2957時)